ロンドン証券取引所(LSE)は昨年、LSEに新規上場する企業のための歓迎セレモニーを刷新し、紙吹雪や洗練された動画、映画のような音楽を追加した。それは主に製品発表や記念行事などに使われているものだ。ディールロジックによると、今年に入ってから英国で上場したのは6社で、調達額は2億0800万ドル(約300億円)と、データのある過去30年で最低水準となる。英仏海峡の反対側の欧州大陸でも、株価が急上昇しているにもかかわらず、状況はそれほど良くない。欧州大陸での新規株式公開(IPO)による調達額は、昨年比でほぼ半減している。一方、米国での調達額は38%増の約400億ドルに急増し、香港でも低迷していたIPOによる調達額が2倍超に増えた。
米国の株式市場支配、欧州にとって緊急事態
一部有名企業が米市場に移り、欧州の経済的苦境が深刻化
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