あなたの知らない富裕層の世界写真はイメージです Photo:PIXTA

超富裕層ならではの考え方や習慣は、日常のありふれた場面でも垣間見ることができます。例えば、「謝罪」するとき。信頼を大切にする超富裕層だからこそ、謝罪の場面では大切にしていることがあるのです。(日本バトラー&コンシェルジュ代表取締役社長 新井直之)

超富裕層が謝るときに
絶対にしないこととは?

 ビジネスの現場で、「謝罪」というシーンは避けて通れません。

 納期の遅れ、連絡の行き違い、思わぬミス――。どんなに優秀なビジネスパーソンでも、謝る場面は必ず訪れます。

 そしてこの「謝り方」ほど、その人の本質が表れる瞬間はありません。長年、国内外の超富裕層に執事としてお仕えしてきた私は、超富裕層の方々の謝罪の徹底ぶりに、何度も驚かされてきました。

 今回ご紹介するのは、私が執事として間近で見てきた、超富裕層が謝罪の場面で「絶対にしないこと」です。普通のビジネスパーソンからすると、「ここまでするのか」と思われる内容が多いかもしれません。

 しかし、そこにこそ、彼らが長く信頼を築き続ける理由があるのです。

(1)メールやLINEで済ませない
謝罪は「コスト」が重要

 超富裕層の方々が重大な謝罪をメールやLINEだけで済ませる場面を、私は一度も見たことがありません。

 たしかにメールは便利です。しかし私がお仕えしたある資産家の方は、こうおっしゃっていました。

「メールというのはね、自分の都合のいい時間に、自分の都合のいい言葉を選んで送れるものだ。つまり、謝罪をしているようで、実は自分を守っているんだよ」

 この感覚は、近年の脳科学の研究結果とも合致しています。