気味が悪く、同時にかわいくもある人形「ラブブ」が世界中で人気を博す中、中国の起業家王寧(ワン・ニン)氏(38)は、世界経済が不透明感に覆われている時でも消費者の購買意欲を維持する方法を見いだした。玩具大手の泡泡瑪特国際集団(ポップマート・インターナショナル・グループ)が19日に発表した過去最高の業績を支えたのは、今や至る所で見かけるラブブのような手頃な価格で味わえる楽しみ、いわゆる「幸せ市場」だ。今年上半期の売上高は前年同期比で3倍の138億8000万元(約2850億円)となり、2024年通期の売上高を上回った。
ラブブ人形、「幸せ感」で売る中国ポップマート
世界経済の不透明感に直面する若者は手頃な楽しみに喜びを見いだし、中国の玩具メーカーの売上高が急増
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