打ち合わせをするビジネスパーソン写真はイメージです Photo:PIXTA

顧客との商談、社内の会議……打ち合わせは複数回にわたって行われることが一般的です。仕事ができる人は、前回の会議と今回の会議をスムーズに接続させて会議の生産性を高めています。そのポイントとは。(ギックス共同創業者 田中耕比古)

仕事ができる人は
「打ち合わせのつながり」を大切にする

 打ち合わせが一度きりで終わる、ということは、そんなに多くありません。

 扱っている商材にもよりますが、営業活動において、1回の商談で相手が購入を決めてくれることは稀です。

 社内の企画会議でも同じことが言えます。一度話したらそれでOKとなることは少ないでしょう。何度も何度も打ち合わせを重ねて、内容を詰めていくのが普通です。

 マーケティング活動でも、「一度広告を打っておしまい」「一度展示会をやっておしまい」ということでは、改善活動につながりません。いろいろなマーケティング施策を連動させながら、しっかりと価値を出していく必要があります。

 こうした状況を踏まえると、「前回」と「今回」もしくは、「今回」と「次回」を、上手に“接続する”ことが重要だということが見えてきます。

 では、どうすれば複数回の打ち合わせを上手に接続し、成果を高めることができるのでしょうか。

 今回は、一つ一つの打ち合わせ・会議を切り離してしまうことなく、一連の流れの中に上手に組み込んでいくためのポイントをご紹介します。