デキる上司が「毎日定時に帰れ」と言わないワケ、代わりに教える“たった1つの大切なこと”とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

長期休暇が終わり、なんだか仕事のスイッチが入らないなという人も多いかもしれません。特に新入社員など、4月から新しい環境で働き始めた人は気持ちが途切れやすいといわれています。そうしたモチベーションが下がりがちなタイミングで、デキる上司はなんと声をかけるのでしょうか。(ギックス共同創業者 田中耕比古)

みんな、休み明けは
ちょっとだるい

 ゴールデンウイークが終わると「ああ、働きたくないな」と思う人がでてきます。いわゆる、五月病です。

 特に新入社員がそうなりやすいと言われますが、これは4月入社で始まった新しい生活のリズムがようやくできてきた頃に、初めての長期休暇を経験したせいで、気持ちが途切れてしまうことによって起こると考えられます。

 そんな新人・若手に対して、上司であるあなたは、どんなふうに助言をしてあげればよいのでしょうか。

 最初に伝えるべき前提は、「休み明けは、多くの人は、やる気が出ない」という事実です。

 理想を言えば、休暇明け初日の朝から全力ダッシュで仕事に邁進できるのが理想ですが、なかなかそうはいきません。だから、新人である自分だけが「やる気が出ないな」と感じているわけではなく、多くの人が感じる社会人共通の感情であると教えてあげるのです。

 これは、新人にとって、一つの安心材料になります(なお、長期休暇明けに全力ダッシュを決めるための方策を以前ご紹介していますので、そちらの記事も是非参考にしていただければと思います。『頭のいい人が長期休暇の初日と最終日にやっている“たった1つ”の習慣【周囲と差がつく!】』参照)。

 前提が揃ったところで、本題です。