米国のトゥルシ・ギャバード国家情報長官は先週、情報機関の現職・元職員37人のセキュリティー・クリアランス(機密情報の取り扱い資格)を剥奪した。この中に、中央情報局(CIA)の潜入捜査官である幹部職員が含まれていたことは、CIAにとって寝耳に水だった。37人のうち大半は、2016年の米大統領選挙に影響を与えようとしたロシアの介入工作を巡る情報分析に関与していたか、19年にドナルド・トランプ大統領の弾劾を求める書簡に署名していた。現職・元職員のリスト公表の余波について知る関係者によると、ギャバード氏はCIA職員が潜入捜査官として活動していたことを知らなかった。事情に詳しい他の関係者3人によると、国家情報局はリスト公表前にCIAと十分に協議していなかった。