ドナルド・トランプ米大統領は8月、自身が所有するニュージャージー州のゴルフクラブに大口献金者を招いた。このイベントで、新型コロナウイルスワクチンは自身の大統領としての最大の功績の一つだと考えているが、その栄誉に浸ることはできないと吐露していた。複数の参加者によると、トランプ氏は100万ドル(約1億4700万円)を支払ってイベントに参加した献金者らに対し、1期目に推進したワクチン開発支援策「オペレーション・ワープ・スピード」についてもっとアピールしたいと述べていた。出席者には、新型コロナワクチンを開発した製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)の姿もあった。プライベートな場面でのトランプ氏の発言は、ワクチン政策を巡りホワイトハウスが直面している複雑な政治状況を浮き彫りにする。政権は27日、米疾病対策センター(CDC)のスーザン・モナレズ所長を解任した。ワクチン政策を巡るロバート・ケネディ・ジュニア厚生長官との対立が背景にある。これを受けて他の複数の幹部も相次ぎ辞職したことで、状況は限界点に達している。
トランプ政権、ワクチン巡り混乱広がる
米疾病対策センター所長の解任で
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