イスラエルの治安当局トップや一部の閣僚がベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、ガザ市での地上攻撃拡大でなく、イスラム組織ハマスとの一時停戦に合意するよう求めていることが分かった。事情に詳しいイスラエル当局者らが明らかにした。8月31日夜に6時間にわたり行われた安全保障閣議での激論において、イスラエル軍のエヤル・ザミール参謀総長はネタニヤフ氏や他の高官らに対し、作戦はイスラエル軍によるガザ支配につながる可能性があると警告した。イスラエルの対外情報機関モサドのダビド・バルネア長官やギドン・サール外相はここ数週間、ガザ市での攻勢に慎重な姿勢を示しているとイスラエル当局者らは述べた。両氏やザミール氏は、ガザで今も拘束されているイスラエル人人質の一部解放と引き換えに、ハマスと停戦合意を追求するべきだと主張しているという。
イスラエル当局者、ガザ攻勢に懸念表明 一時停戦求める声も
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