オフィスで部下を怒る上司写真はイメージです Photo:PIXTA

「取引先にパワハラ気質の人がいる」。そんな相手を前にすると、どう対応すべきか迷ってしまう。下手な手を打てば、状況を悪化させることもある。だが、強く見える相手ほど、実は不安や自信のなさを抱えていることもあるという。反論も沈黙も通用しない相手に、どう向き合えばいいのか。※本稿は、副業・起業アドバイザーの三浦孝偉『「浅い人間関係」がうまくいく 「20点」でつきあうコミュニケーション術』(清談社Publico)の一部を抜粋・編集したものです。

威圧的な人に
最も効果的な対応とは?

 相手が強く出てきたとき、多くの人は「反論」か「沈黙」のどちらかを選びます。

 でも、どちらも逆効果です。

 まず、真正面からの反論は逆効果。

 彼らは「勝つことでしか安心できない」人だから、反論されると攻撃スイッチが入る。

 ここの正義感は、ぼくからしてみたら、意味のない行動です。

 かといって黙り込むと、「この人は下だ」と判断されてしまう。

 一度、その印象を持たれると、もう永遠に立場が逆転しません。

 だから、最も効果的なのは、「受け入れ+再提案」です。

「なるほど、たしかに、おっしゃるとおりですね」

「その方向性をベースに、これを加えたら、もっとよくなる気がします」

 この言い方、何気ないようで、最強です。相手のプライドを傷つけずに、自分の提案を通す。

 威圧的な人は、基本的に頭のよさには弱い。

 平然と、淡々と返されると、「この人は一枚上手だな」と感じるようになります。

 たとえば、ぼくが代理店時代に担当していたある大手メーカーの課長?(役職は忘れましたが、たしかそのくらいの地位)は、会議ではつねに怒鳴り声、脅迫、資料を机にたたきつけるのが日常。