米労働省が12日発表した4月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比3.8%上昇と、高い伸びとなったことを受け、ウォール街ではインフレ懸念が強まっている。CPIの発表前からインフレ期待は高まっていた。米国・イラン紛争とそれに伴うエネルギーショックを株式市場がほぼ無視してきた中で、これは潜在的な懸念材料となり得る。投資家は、通常の米国債と、インフレリスクをヘッジする物価連動国債(TIPS)の両方を売買することで、インフレに賭けている。米連邦準備制度理事会(FRB)のデータによると、両者の利回り差であるブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)の5年物は先ごろ、2022年10月以来の高水準に達した。これは、投資家が今後5年間の年間インフレ率が平均2.7%前後になると予想していることを示唆している。