米国の上場企業は過去50年以上、3カ月ごとに投資家に財務報告を忠実に開示してきた。新たな提案はこれを変えようとしている。ロングターム証券取引所(LTSE)は、四半期ごとの決算報告義務を廃止し、代わりに年2回の報告を選択できるよう証券取引委員会(SEC)に求める計画だと、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に明らかにした。LTSEは、この案により企業は数百万ドルを節約でき、経営陣は四半期目標の達成や決算説明会の準備を気にせず長期目標に注力できるようになると主張している。LTSEのビル・ハーツ最高経営責任者(CEO)は「上場企業であることの負担が大きすぎるという声をよく耳にする」とし、「この案はまさに時宜を得たものだ」と述べた。