米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、最近発生した2件の死亡事故を巡り、中国製エアバッグ部品が関連していたと明らかにし、偽造部品が衝突時に爆発する可能性があると再び警告を発した。NHTSAは合わせて5人が死亡した7件の事件に関し、純正品ではないアフターマーケットのエアバッグ部品が衝突時に破裂したとして調査しているという。連邦規制当局は事故で搭載されていたエアバッグには、中国の吉林省デティアヌオ・セーフティー・テクノロジー(DTNエアバッグ)の部品が含まれるとみている。DTNはエアバッグ向けインフレーターを製造しており、これには衝突時にガスでエアバッグを膨らませる危険な化学物質が含まれている。当局は今回の安全上の懸念に対処するための精力的な取り組みを行っており、他の連邦機関とも連携していると明らかにした。