高齢の女性から
声をかけられて……
一通りの業務を習い、どんどん業務をこなしていきます。平日のランチタイム前スタートだったのでそんなにお客様も多くなく、落ち着いたペースで業務に慣れることができました。料理をどんどん運ぶのと並行して、お客様がお帰りになったテーブルの片付けも行います。
お客様が帰ったテーブルのタブレットは「会計済み」という表示になるので、それをリセットして次のお客様の注文を受けられるようにします。そして食器を全てお盆に乗せ、テーブルをクロスで拭いて片付けは終了。
食器を厨房に持っていき、食べ残しや飲み残し、ゴミを捨ててコップやジョッキ、お皿など種別ごとに仕分けをします。食器洗いは厨房の方がやってくれるので僕がやる必要はありませんでした。
先輩バイトさんに聞いたところ、このテーブル片付け作業はシステムで時間が計測されているらしく、できるだけ早く行ってほしいとのこと。テーブルタブレットの表示を切り替えたタイミングで計測されるらしいので、最初にタブレットのリセットをするように心がけました。
30分ぐらいでホール業務はだいたい覚え、それ以外にもいろいろな業務を抱える先輩バイトさんの邪魔にならぬよう、できる仕事を進めます。あるテーブルの片付けをしていると、ご来店されたばかりの70歳ぐらいの女性の方から声がかかりました。
「お兄さん、この注文のやり方がわかんないから、やってくれる?」
タブレットの操作方法がわからないらしく、僕に注文をしてほしいようです。僕もガストのタブレットにはそんなに慣れていなかったのですが、なんとか無事にご希望どおりのオーダーを通すことができました。
「では出来上がり次第、お持ちしますね!」と言い残してまた次の仕事に取りかかる僕。やったぜ!
こちらのお客様、お帰りになる際にセルフレジでも困られていたので、今度は自分からフォローに入ります。ポイント付与とか、いろんな画面が出てきて困ってしまったみたい。
たしかにこれ、複雑でよくわからないですよね。お客様のご要望をお聞きし、ちゃんとVポイントまで登録してから現金でお支払いいただきました。「お兄さん、ありがとう。助かったわ!」と言っていただき、僕もとてもうれしい気持ちになりました。