スキマバイト写真はイメージです Photo:PIXTA

ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回は、これまで約70カ所でスキマバイトをしてきた中で“ナンバーワン”だと感じた現場についてレポートする。(ライター みやーんZZ)

ナンバーワンの“神スキマバイト現場”で
感動した「勤務前の気遣い」

 氷河期世代の40代おじさんである僕が去年、突如ハマったスキマバイト。今回は川崎のソウルフード的ラーメンチェーン、元祖ニュータンタンメン本舗で働いた際のお話です。

 スキマバイトアプリを眺めていると、当日夜の元祖ニュータンタンメン本舗の仕事を発見。以前、食べて超おいしかったことを思い出し、まかないで食べられることを期待しながらエントリーします。

 お店に着くと、男性の店長さんが出迎えてくれました。

 しっかりクリーニングされた制服が用意されており、普段ヨレヨレのいつ洗濯したかわからない制服を提供されることに慣れている僕は、それだけで「ありがたい」と感じます。

 そして厨房へ。先ほど挨拶した店長さんから業務説明を受けます。この方、僕のことを「タイミーさん」ではなく、ちゃんと名前で呼んでくださって好印象。さらに「このドリンク、どれか1本、選んで飲んでください。水分補給してくださいね」とペットボトルのお茶、お水、コーヒーを冷蔵庫から出してくださいました。

 どの現場でも勤務中の水分補給の気遣いはあるのですが、大抵はコップに入った水道水が出てくるんです。なのに、まさかペットボトル飲料をくださるなんて! こんなのは初めてなので感動してしまいました。この時点で神現場確定だなと思いつつ、ありがたくお茶をいただきました。