米連邦準備制度理事会(FRB)のリサ・クック理事は25日、ドナルド・トランプ大統領による解任の試みに関する訴訟が行われている間、自身がFRB理事にとどまることを認めるよう連邦最高裁判所に求めた。トランプ政権は、クック氏が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)に参加することを阻止しようとしたが、下級審は、当面は理事にとどまることを認めている。ただ、ジョン・サウアー訟務長官は、クック氏の即時解任を認めるよう最高裁に要請している。クック氏の弁護団は最高裁に提出した資料で、政権の要求を認めることは「現状を劇的に変え、何世紀にもわたる歴史を無視し、FRBを大統領の意志に従属する機関に変貌させることになる」と述べた。
中銀の独立性が脅かされている、クックFRB理事が最高裁で主張
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