米電気自動車(EV)大手テスラが前例のない販売不振に陥る中、販売経験がほとんどないIT(情報技術)担当幹部が立て直しを託され、顧客体験のさらなる自動化を推進している。ラジ・ジェガナサン氏はテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が所有するXでフォロワーを獲得。ジェガナサン氏はアカウント上で一般顧客やインフルエンサーなどからの苦情に対し、個人的な対応を行っている。四半期末が近づき、EVの連邦税額控除が9月末に終了することを踏まえ、ジェガナサン氏は先週、「7500ドル(約110万円)の控除が消える前にテスラを注文しよう。時間が迫っている!」と投稿。昔ながらの自動車販売業者のような緊迫感を醸し出した。