
ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回は、スーパーマーケットの水産コーナーで働いてみた。筆者が現場で「恐ろしい」と感じた出来事とは。(ライター みやーんZZ)
スーパーの水産コーナーでスキマバイト!
「値引きシール貼り」とあったけど……
氷河期世代の40代おじさんである僕が去年、突如ハマったスキマバイト。今回はとあるスーパーマーケットの水産コーナーでバイトをした際の模様を紹介します。
募集欄に「主な業務:値引きシール貼り、清掃」と書いてあった今回の仕事。「もしかしてあの半額シールを貼れちゃうの?」と胸を高鳴らせてバイト先に向かいます。
鮮魚コーナーのお魚をさばく調理場で社員さんに声をかけ、事務所に案内されてチェックイン。エプロン、使い捨て紙キャップ、帽子、長靴を貸していただき、着用します。
その後、調理場に戻り、「ここの清掃をお願いします」と言われました。値引きシール貼り業務ではないことが判明してちょっとがっかり。まあ、しょうがない。丸1日、お魚をさばきまくったこの調理場をきれいにするのが僕のミッションとなりました。
「今日、バイトが来られなくなって急いで募集かけたんですよ。助かります!」と言いながら、社員さんによる業務説明がスタート。
「とりあえずこのまな板とその下に積んである魚を乗せていたザル、カゴなどを全部、そこのシンクで洗って。そこの洗剤つけてゴシゴシやればいいから。それが終わったら床の清掃。散らかっているウロコとか魚の切りクズとかをきれいにして、グリストラップの使い捨てネットを交換して。ネットはそこにあるし、使いたければその使い捨てビニール手袋も使って。水仕事なのでその防水前掛けもつけて。じゃあ、よろしく!」と超ざっくりした説明をし、去っていきました。
正直、説明があまりよくわからなかったのですがとりあえず業務開始してみます。