トランプ米政権は、アルゼンチンの債務返済を下支えするバックストップ(安全策)として、200億ドル(約3兆円)規模の民間融資制度の準備を進めている。スコット・ベッセント財務長官が15日に明らかにした。ベッセント氏によると、複数の銀行や政府系ファンド(SWF)が参加に関心を示している。「アルゼンチンの今後の債務返済に向けた民間部門による解決策だ」と記者団に説明した。これとは別に、米国とアルゼンチンは200億ドルの通貨スワップ協定を結ぶことで合意している。アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領はドナルド・トランプ米大統領の盟友で、両者は今週、米首都ワシントンで会談した。米国はアルゼンチンペソも購入している。ベッセント氏は記者団に対し、15日にもペソを購入したと述べた。