トランプ米政権は、米国製ソフトウエアに依存する中国に対し、幅広い輸出規制を検討している。米政府によるこの最新の貿易措置で、世界経済の重荷となる可能性がある。ドナルド・トランプ大統領は今月に入り、「重要なソフトウエア」に関して措置を取るとソーシャルメディア上で警告。事情に詳しい複数の関係者は、今回の輸出規制がその際に言及していたものだとしている。ロイター通信は先に、ソフトウエア輸出の制限に関する詳細を報じていた。専門家によると、日用品の多くは米国製のソフトウエアを使って製造されているため、今回の措置はテクノロジー分野や航空宇宙部品、医療機器などの輸出に影響を与える可能性がある。米政府が規制について行動に移さない可能性もある。トランプ氏と中国の習近平国家主席は首脳会談を控えており、その中で貿易に関連してこうした脅しを示してきた。