ドナルド・トランプ米大統領は来週、中国の習近平国家主席と韓国で会談する予定だが、中国との貿易紛争を再びエスカレートさせている。事情に詳しい複数の関係者によると、米通商代表部(USTR)は中国政府と第1次トランプ政権が署名した包括的な貿易協定の第1段階(フェーズ1)について、履行状況を評価する新たな調査を開始する準備を進めている。まずは米国の産業界および労働組合から意見を募集する予定で、早ければ24日午前から開始されるという。こうした動きは米中間の貿易摩擦を再燃させ、ここ数カ月にわたり両国が展開してきた重要産業への関税や輸出規制といった動きに拍車をかけることとなる。また、30日に韓国で予定されている両首脳による会談まで1週間を切るタイミングで調査が開始されることとなる。
米、2020年貿易協定で中国の履行調査へ
第1次トランプ政権が署名した協定
特集
あなたにおすすめ







