国際テロ組織アルカイダの戦闘員が、アフリカ西部マリの首都バマコ制圧に向けて前進している。バマコが制圧されれば、マリは米政府によってテロ組織に指定されているグループが統治する世界初の国となる。アフガニスタンやシリアでは、イスラム主義組織がすでに権力を握っているものの、アフリカで急速な進撃を続けるジハディスト(聖戦主義者)がバマコを制圧すれば、アルカイダと直接および間接的なつながりを持つ武装勢力がこのような成果を挙げる初の例になる。戦闘員はバマコ制圧に近づいているとみられるが、決定的な行動に出るまではある程度の時間を置くと複数の安全保障専門家は予想している。反政府勢力はバマコへの食料と燃料の輸送を阻止。現地や欧州当局者、またジハディストたちが投稿した映像によれば、これによってさまざまな物資が不足し、政府軍の対応能力にも影響が及んでいる。
アルカイダ、アフリカ・マリの首都制圧に近づく
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