「あの子は本当にいい子だったんです」精神を患った息子に涙する母親の胸中を察した息子の悲しい行動【マンガ】ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。永禄大学附属病院(永大病院)の研修医・斉藤英二郎は第4外科での研修が終わり、精神科で研修が始まった。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第88話「ごくありがちな主張」を掲載する。

【あらすじ】

 主人公は永禄大学附属病院(永大病院)の研修医・斉藤英二郎、25歳。精神科での研修が始まった。

 斉藤は伊勢谷の許可を得た上で、閉鎖病棟に入院している統合失調症の小沢と散歩にいった。ところが、小沢は途中でトラブルを起こし、保護室に隔離されている。そこへ母親が見舞いにやってきた。

 母親は小沢や斉藤らのいる部屋で泣いている。小沢は入院しているため、これまで住んでいた自分のアパートやアルバイト先のことが気になっているが、母親は「いいのよ、あなたは何も心配しなくて」「誰にも言ってないから」と繰り返す。

 伊勢谷・斉藤と母親の3人で話す場となり、伊勢谷は実家に戻って、近くの病院に通院して治療を続けることをすすめる。しかし、母親は統合失調症の彼を「病気」とは理解できず、息子のことを地元の人たちなどには言わないようにしていて、ずっと入院して生活してほしいと涙を流しながら訴える。

 斉藤は母親の様子を見て、「今まで自分のしてた事がよく分かった気がします」とつぶやく。

 一方、小沢は母親が自分を隠したいという思いがあることを見抜いていて、「僕が恥ずかしいの?」「僕なんていないほうがいいんだ」と思い詰めてしまう――。

 若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!

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