「韓国ドラマのセリフが少しでも聞き取れるようになりたい」「韓国語が少しでも話せるようになりたい」。そんな人におすすめなのが『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。「こんな本がほしかった!」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている。著者は月間最高180万PVの韓国語ブログ「ハングルノート」の管理人で、韓国旅行情報のYouTuberとして活躍するハングルノート加藤氏。本書の発売を記念して、「ひとことでも韓国語を話したい!」という方のために、すぐに使える身近なフレーズを著者に聞いてみた。
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ドラマでよく聞く韓国語フレーズ
韓国ドラマを見ていると、よく耳にする「チョド!」や「ナド!」のひと言。
実はどちらも「私も!」という意味で、会話のなかで共感や親しみを伝えるときによく使われます。
一言でも韓国語で話してみたい人にぴったりの、ドラマでもおなじみのフレーズです。
このフレーズを言うと、韓国の方にも「おぉ! 韓国語話せるの?」と思われるような言葉です。
この機会にぜひ覚えてみましょう。
①私も:チョド(저도)

「私も」は韓国語で「チョド(저도)」と言います。
「私」という言葉は韓国語で「チョ(저)」で、「~も」は韓国語で「ド(도)」と言い、合わせると「チョド(저도)」。「私も」を意味する言葉になります。
たとえば、同僚が注文したものと同じものを頼む場面で、「私も!」と言いたいときに「チョド!(저도!)」と言ったりします。
ただ、相手があまり親しくない人だったり、目上の人などの場合は、もう少し丁寧な言い方をします。
その場合は、「~です」を意味する「ヨ(요)」を語尾につけて「私もです」を意味する「チョドヨ(저도요.)」と言います。
(例)
「私も!」:チョド(저도!)
「私もです」:チョドヨ(저도요.)
「私も行きます」:チョド カルッケヨ(저도 갈게요.)
②私も:ナド(나도)

韓国語の「ナド(나도)」という言葉も「私も」という意味があります。
「私」を意味する韓国語は「チョ(저)」以外にも「ナ(나)」という言葉もあるんです。
その「ナ(나)」のあとに「~も」を意味する「ド(도)」つけると、「ナド(나도)」と言うと、「私も」を意味する言葉になるんです。
「チョ(저)」は、「ナ(나)」よりも丁寧な言い方になるためビジネスなどでよく使われます。
一方で「ナ(나)」はフランクな言い方になるため、友だち同士で使われる「私」になります。
(例)
「私も!」:ナド(나도!)
「私もです」:ナドヨ(나도요.)
「私も大好きです」:ナド チョアヘヨ(나도 좋아해요.)
③私も:ナドゥ(나두)

「あれ? 韓国ドラマでは『ナドゥ』っていう発音で、『私も』って訳されてたよ!?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
そうなんです。
「ナドゥ(나두)」という言葉も「私も」という意味になります。
話し言葉で使われていたり、SNSや友だち同士のやりとりで「ナドゥ(나두)」と書かれたりもしていますが、これは正式な発音や言葉ではありません。
少しくだけた言い方で、フレンドリーに言いたいときや、可愛らしく言いたいときの「私も」が「ナドゥ」となります。
1つ目の「私」=「チョ(저)」を使って「チョドゥ(저두)」と使われることもあります。意味は同じで「私も」です。
いかがでしたか?
「私も」は、いろいろな場面で使える言葉です。
日本語で「私も!」と言いたいときに、ぜひ「チョド!」や「ナド!」、もしくは「ナドゥ!」「チョドゥ!」と言ってみましょう。
『韓国語1年生』では、韓国旅行や日常で使える韓国語フレーズをたくさん紹介しています。
すぐに使えるフレーズをどんどん覚えて、韓国語を楽しんじゃいましょう!
(本稿は『韓国語1年生』に関する書き下ろし特別投稿です)








