米連邦準備制度理事会(FRB)のリサ・クック理事の弁護士は17日、同氏の住宅ローン詐欺疑惑を巡り初めて詳細な弁護を行った。申請書類で矛盾しているように見える点は、当時は正確だったか、あるいは貸し手に開示していた他の情報を踏まえれば詐欺には当たらない「不注意による記入」だと主張した。ドナルド・トランプ大統領は、クック氏の住宅ローン申請を巡る詐欺疑惑を理由に、同氏の解任を求めている。クック氏は不正行為を否定し、解任に対して法廷で争っている。米最高裁判所は、トランプ氏による解任の試みをいったん退け、来年1月に口頭弁論を開く予定だ。クック氏の弁護士アビー・ローウェル氏は、パム・ボンディ司法長官宛ての書簡で、ホワイトハウスに任命された連邦住宅金融局(FHFA)のビル・パルテ局長について、トランプ氏の政敵を標的にし、共和党の当局者に対する同様の疑惑を無視していると非難した。パルテ氏は、クック氏の住宅ローン申請を巡る疑惑を8月に司法省に伝えていた。
クックFRB理事、住宅ローン詐欺疑惑で反論
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