米連邦準備制度理事会(FRB)のクリストファー・ウォラー理事は、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利をさらに0.25ポイント引き下げるべきだと述べた。「労働市場の弱体化加速に対する追加の保険を提供する」ためだとした。ウォラー氏は17日のロンドンでの講演に備えた原稿で、最近の民間部門の雇用データは、雇用の伸びが引き続き弱く9月と10月には「失速速度」に近い状態だったことを示しており、最近の指標はさらなる軟化を示していると警鐘を鳴らした。データが発表されない期間が続いたことから、利下げを支持するFRB高官らの課題が複雑になっている。FRBは今秋に2回利下げしており、利下げを継続するにはより明確な弱体化を確認する必要があると複数の高官が述べているためだ。
ウォラーFRB理事、12月に利下げすべきと主張
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