ドナルド・トランプ米大統領は3日、自動車の燃費規制を緩和する方針を明らかにした。自動車業界に義務付けた環境負荷低減と燃費向上の緩和を進める。議会とトランプ政権が今夏、企業平均燃費(CAFE)規制に違反しても制裁金を科さないことを決めたことで、同規制は形骸化している。政府は新たに、2031年までのモデルに義務付ける平均燃費を1ガロン(約3.8リットル)当たり34.5マイル(約56キロメートル)に引き下げる。バイデン前政権は50.4マイルとしていた。また、自動車メーカーが制裁金を回避するために他社から炭素クレジットを購入できる制度を廃止する。米電気自動車(EV)メーカーのテスラはこの制度の恩恵を受けていた。
トランプ政権、自動車の燃費規制を緩和へ
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