米企業向けソフトウエア大手オラクルの株価は11日に急落した。ハイテク企業が人工知能(AI)インフラに過剰投資しているとの投資家の懸念を鮮明に示すものだ。同社株は前日比10.83%安の198.85ドルで引けた。中国のAIスタートアップであるディープシークの成功を受けた1月のハイテク株急落以降で最悪の日となった。オラクルはS&P500種株価指数で最悪のパフォーマンスとなり、ナスダック総合指数を押し下げた。一方、ダウ工業株30種平均は1.34%高となった。オラクル株は7営業日ぶりに反落し、今年市場を記録的水準に押し上げてきたAI関連銘柄への新たな懸念が高まった。同社は今年、AI関連の人気銘柄として浮上し、9月には1営業日で30%超の上昇を記録した。これはオープンAIなどと先進的なクラウドコンピューティングサービスの大型契約を締結したことが背景にあった。
オラクル株急落、ナスダックを押し下げ 過剰投資懸念で
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