ドナルド・トランプ米大統領の特使らは14日、ベルリンでウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と5時間にわたり会談した。米政府は年内にロシアとの和平合意を成立させるようウクライナ政府への圧力を強める中、進展があったと評価している。ウクライナと西側パートナーとの協議は、ロシアが交渉のテーブルに着いていない中でさえ、綱引きの様相を呈している。米政府は迅速な決断を求めているが、ゼレンスキー氏と欧州の支援国は、解決すべき重要な相違点が依然として残っていると主張している。協議は15日も続けられ、複数の欧州首脳が参加する予定だ。主な争点の一つとして、ウクライナは米政府が求める東部ドンバス地域の一部からのウクライナ軍撤退に難色を示している。同地域は今もウクライナ軍が支配している。欧州とウクライナの当局者は、ロシアが和平合意を破ってウクライナを攻撃した場合に米国がどう対応するのか明確にするよう求めている。
米・ウクライナ、対ロシア和平合意の打開策協議
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