ボーナスの支給は、勤勉な従業員の職務に対する意欲を引き出し、さらなる努力を促すことが目的だ。しかし、多くの航空管制官や空港保安検査官にとっては逆効果となっている。今秋の米政府機関閉鎖の終了後、トランプ政権は数百人の航空管制官、技術者、運輸安全局(TSA)職員に1万ドル(約156万円)のボーナスを支給すると発表した。閉鎖期間中に無給だったにもかかわらず欠勤しなかった職員を評価することを意図していた。だがボーナス受給の条件を満たす管制官は少数だった。連邦機関によると、受給対象となるのは、管制官では労働組合に加入している約1万3000人のうち311人、技術者の場合は労組に加入している少なくとも6000人のうち423人だという。TSA職員については人数は明らかにされていない。
156万円のボーナス、米航空安全職員にはなぜ逆効果?
政府機関閉鎖時の欠勤ゼロに対するインセンティブ、労組と職員が反発
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