米中西部ミネソタ州のティム・ウォルズ知事が州内での巨額の福祉詐欺スキャンダルの発覚を受けて、3期目再選を断念した。2024年の大統領選で民主党の副大統領候補に抜てきされ、全米の舞台に躍り出た政治家の驚くべき没落といえる。3人の民主議員によると、20年に民主党の大統領候補指名を争った同州のエーミー・クロブシャー上院議員が後任への立候補を真剣に検討している。ウォルズ氏は発表文で「休暇中に家族やチームとこのときについてじっくりと考え、選挙運動に全力投球できないという結論に達した」とし、再選を目指さないことを決めたと述べた。連邦政府の補助金を受けた福祉制度を巡る巨額詐欺事件の全容はまだ調査中で、被害額はなお増加している。民主党が全米をまとめる指導者の不在やワシントンでの実質的権限の欠如に苦戦を強いられる中、この問題がウォルズ氏と民主議員の足を大きく引っ張っている。