グリーンランドを巡る緊張の高まりは、すでに進行していた動きを加速させている。それは、米国を世界経済の中心に据えてきた世界経済秩序の変化だ。世界中の投資家にとって、不確実性が支配する時代において米国は長らく安全な避難先だった。厚みがあり流動性の高い米国の金融市場は、資本の最高の投資先であり、その通貨は国際取引の共通語となっている。それが変わりつつある。ドナルド・トランプ米大統領の攻撃的な経済・外交政策は各国に対し、米国外への投資、防衛費の増額、新たな貿易同盟の構築、そして自国の経済・安全保障・未来を築く上で米国を主要な経済勢力と見なすことの再考を迫っている。20日の市場の動きは、今後起こり得る事態の予兆を示した。
グリーンランド問題、米国中心の世界経済秩序を損なう恐れ
不確実性が支配する時代に米国は長らく安全な避難先だったが、それが変わりつつある
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