「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。同書の刊行に寄せて、ライターの樺山美夏さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)

「虫歯のない子ども」の親がしている、たった一つの習慣Photo: Adobe Stock

「歯を磨いたつもり」でも、実際には磨き残しも

小学生になったばかりの頃、自分で歯磨きをさせると、「磨き方はわかるよ!」と自信満々だった娘。保育園時代はずっと私が仕上げ磨きをして、歯と歯の間に詰まった食べかすをかき出し、汚れの溜まりやすい奥歯の裏まで入念にケアしていたから、そのやり方を覚えているんだろうと甘く見ていた。

しかし、いざ娘にバトンタッチしてみると、歯磨きの時間がやけに短かった。時間にすると1分もかけていなかっただろう。しかし、仕事や家事で忙しかった私は、娘の歯磨きチェックを怠っていた。そして迎えた小学校の歯科検診。娘に虫歯があるという診断結果を渡されたときは、「ああ、やっぱり……」と思うと同時に、なんでもっと早く気づいてあげられなかったんだろうと後悔した。虫歯ほど厄介なものはないからだ。

すぐに決行したのが、磨き残しをピンク色に染め出す「プラークチェッカー見える化作戦」だ。錠剤を口の中で噛み砕き、鏡を見た娘はショックで泣きそうな顔になった。彼女が「もう磨いたよ!」と豪語していた歯の根元も隙間も、舌までも、真っピンク色に染まっていたからだ。

その後、正しい歯磨きの仕方を教えること約30分。口臭と細菌予防のためにベロ(舌)の上も歯ブラシでこすることまで覚えた娘は、それ以降、「長すぎるんじゃない?」と言いたくなるほど丁寧に歯磨きするようになった。それからは虫歯知らずである。

自分で「正しく歯を磨こう」

うちの場合、プラークチェックしないと磨き残しを自覚できないほど、遠回りをしてしまったが、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを学べる本『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「きれいにはをみがこう」という項目もある。子どもたちが小学校に上がる頃、こういう本を親子で読んでいれば私も回り道をせずに済んだのに、と思う。

「虫歯のない子ども」の親がしている、たった一つの習慣『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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・はブラシに はみがきこを だそう。
・おくの はまで やさしく みがこう。
・はブラシで べろの うえを やさしく なでよう。
・はみがきこの あじが なくなるまで くちを ゆすごう。
(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.25)

奥の歯を磨くのも、ベロの上を歯ブラシでこするのも、この本を見せながら説明すれば子どももわかりやすいだろう。「おうちの方へ」のコラムでは、食事と歯磨きをワンセットにする習慣化や、歯磨きの正しい手順がわからない子どもに本や動画を一緒に見ながら教えることもお勧めしている。虫歯になってから後悔しないためにも、親子で本書を読んで楽しみながら正しい歯磨きの習慣を子どもに身につけさせてあげるといいだろう。