『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』は、特別な経歴や夢がなかった“普通の就活生”である著者が、1000冊以上の本を読み込み、自分に合った就活メソッドを築き上げ、食品大手を含む22社から内定を獲得した実体験をもとにした、どんな学生でも内定に近づく一冊です。「自己PRで話せることがない」「インターンに参加していない」といった就活に不安を抱く学生と、そっと背中を押したい保護者に読んでほしい就活戦略が満載です。今回は、面接で「話が盛り上がったのに落ちた人」が見落としている3つのことについて著者である「就活マン」こと藤井氏が特別に書き下ろした記事をお届けします。

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盛り上がった話題が「評価に使えない話」だった

面接で話が弾み、笑顔も多く、「これはいけた」と感じる場面はあります。しかし、その盛り上がりが必ずしも評価につながっているとは限りません。

面接官の立場から見ると、盛り上がった理由が「共通の趣味」「偶然の雑談」「価値観への共感」だった場合、それは評価に使いづらい情報です。場は和みますが、採用判断に必要な材料とは別物なのです。

面接官は、面接後に「何が良かったか」を言語化する必要があります。その際、雑談ベースの盛り上がりは、記録にも比較にも使えません。

仕事の再現性が見えなかった

盛り上がったのに落ちる人に共通しているのが、話の中に「仕事での再現性」が見えない点です。エピソード自体は面白くても、「この人が入社後にどう動くか」が想像できないのです。

面接官が知りたいのは、結果よりも判断の過程です。どんな選択肢があり、なぜそれを選び、うまくいかなかったときにどう修正したのか。ここまで語られて初めて、仕事での再現性が見えてきます。

盛り上がった会話が、感想や出来事の共有で止まってしまうと、評価には結びつきません。

面接官が「判断に使える材料」を持ち帰れていない

面接は、その場で完結するものではありません。多くの場合、面接官は終了後に評価シートを書き、他の候補者と比較します。

そのとき手元に残るのは、「話が楽しかった」という感覚ではなく、「どんな思考特性か」「どんな場面で力を発揮しそうか」といった判断材料です。

話が盛り上がったにもかかわらず落ちるのは、面接官が評価会議に持ち帰れる材料が不足していたからです。これは能力の問題ではなく、情報の出し方の問題です。

次の面接では、「今の話題は、仕事の判断材料として使えるか」を一度意識してみてください。盛り上がりの質が変われば、結果も変わってきます。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです