「このまま今の仕事を続けていいのか…?」
「職場が不満だらけ」「年収が低い」「将来が見えない」理由はさまざまあれ、「転職」を考えたことのある人は多いだろう。しかし転職は大きな決断ゆえの「迷い」がつきもの。「失敗リスクが怖い」「やりたいことがない」「転職先が見つからない」など、一歩を踏み出す勇気が出ないものだ。
実は転職は人生の一大イベントにせず、“毎日ちょっとずつ考える”くらいが一番うまくいくんです」と語るのは、7回の転職で年収を6倍にした外資系うさぎのちょこさんだ。コネ無し、スキル無し、英語も苦手だったにもかかわらず、「年収と納得感の“両取り”」をし続けてきた秘訣とは何か? 今回は『ゆる転職 リスクを抑えて年収1000万円を目指せる生き方』の中から、「うまくいくためのゆる転職活動の仕方」を紹介する。

「どこへ行っても重宝される人」と「1社で使い捨てられる人」の決定的な差Photo: Adobe Stock

常に10%だけ転職活動を

「市場価値の高い椅子に座れる人になろう」と言われたとき、真っ先に思い浮かぶのは、どんな市場や会社でも通用する圧倒的なスキルを持つスペシャリストにならないといけない、という考えだったかもしれません。

でも、そこまでの実力を手にするには、膨大な時間と努力を費やすこと、そして運や環境に恵まれることが必要です。

 そのため、ここでは「自分にはまだそんな明確な専門分野とか決まっていないし、スキルがあるわけでも……」なんて状態からでも、もっと現実的なアプローチで「最短距離で年収を上げる」ための方法=「ゆる転職」のアプローチを紹介していきます。

70点スキルを組み合わせる

 みなさんは、今の会社で「70点」を取れていますか?

 私自身も、3、4年ごとに転職を繰り返してきた中で、この「70点スキルを効率的に身につける」ことの重要性を実感してきたとともに、「70点スキルを持っていることで一定の評価を獲得できる」という学びも得られました。

 そしてその後、その70点スキルを複数、組み合わせるのです。
 たとえば、「金融×会計」「営業×バックオフィス」「エンジニア×監査×コンサル」など。これは私自身が過去のキャリアで得た組み合わせです。
 全部が全部100点の水準でなくとも、70点レベルのスキルを2つ、3つ掛け合わせることができると、「この仕事を1人でこなせるのは自分だけ」となって社内で便利なポジションとして重宝されるだけでなく、転職市場においても希少性のある人材になれるのです。こうすれば、1社で使い捨てられる心配も減り、むしろどこに行っても重宝される人材になれるのです。

 複数の100点人材との橋渡しをするハブとしての役割も担いつつ、チームの中で独自の立ち位置を築いていく。これが、ゆる転職の中野、「ゆるプロ」×「ゆるマルチ」の基本戦略です。

(本記事は『ゆる転職 リスクを抑えて年収1000万円を目指せる生き方』の一部を調整・加筆した原稿です)