◆幸せな人と自己否定する人の明確な違い…うつ病を経てわかった「平穏な日常」という最強の武器とは?
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
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自分の人生を生きていますか?
今日は「誰の人生を生きているのか」というお話をしようと思います。人間は放っておくと、自分の人生を歩めなくなってしまうことがあります。その理由は、周囲に「あなたの時間を奪おうとする人や価値観」がたくさんあるからです。
本来は、自分で納得して自分の人生を決めていいはずです。しかし、「ああしなさい」「こうすべきだ」と、あの手この手であなたの時間や自己決定権を奪おうとする存在がいます。相手に悪意がある場合もありますが、悪意なくやってくる人のほうがずっと多いため、余計に厄介です。
場合によっては、味方のふりをしてあなたの貴重な時間を乗っ取ろうとする人もいます。少し被害妄想のように聞こえるかもしれませんが、それくらいの認識でいたほうが、自分らしい人生を歩めるのです。
「何者か」にならなくてもいい
「何者にならなくても良い」という考え方も、非常に重要です。私たちは、他人と比較して「自分はダメだ」「何かすごい業績を残さないと価値がない」と思い込み、自分自身で自分の人生を歩むのを妨害してしまうことがあります。しかし、それは幻想に過ぎません。
どんな人間にも、生まれてから死ぬまでの時間があるだけです。そして、自分の人生を感じられるのは自分だけなのです。少し極端な話ですが、自分以外の存在が本当に存在するかどうかは誰にも証明できず、確かなのは「自分が存在している」ということだけです。だからこそ、自分が生きているこの時間をどう有意義に使うかが大切なのです。
「自分の時間を味わうこと」が人生そのもの
「何者かになって賞賛されればそれでいいのか」というと、そうではありません。大切なのは、賞賛を得て「十分に満足している」という感覚を持てるかどうかです。この感覚を持てない人は、どんな状況になっても「自分はまだまだだ」と自己否定を繰り返してしまいます。自分を否定することに、一体何の意味があるのかを考えてみてください。
一番大事なのは、自分の時間をより良くすることです。「自分の時間を味わうことこそが人生そのものである」としっかり認識しないと、小さなことに気持ちを振り回されたり、他人を優先しすぎて自分のやりたいことが分からなくなったりしてしまいます。



