イランは新たな最高指導者に、殺害されたアリ・ハメネイ師の次男であるモジタバ・ハメネイ師(56)を選出した。これはドナルド・トランプ米大統領への抵抗に加え、米イスラエルとの戦争でイランが一歩も引かないことを示している。イラン革命防衛隊(IRGC)と長年近い関係にある保守派のモジタバ師が選出されたことは、イラン政権を屈服させようとしてきたトランプ氏の取り組みが失敗したことを意味する。またイラン国内の穏健派や改革派が長らく周縁化される中、強硬派が同国をしっかりと掌握していることを浮き彫りにする。トランプ氏は先週、ニュースサイト「アクシオス」に対し、「私はハメネイ師の息子は受け入れられない」と説明。イランが新たな最高指導者を選出するにあたり、自身の要求に応じるよう求めていた。だが欧米に対決姿勢を取ると見込まれているモジタバ師が選ばれたことで、イランが要求を受け入れないことが明らかになった。