Photo by Masami Usui
首都圏私立大学群「成成明学獨國武」(成蹊大学、成城大学、明治学院大学、獨協大学、國學院大学、武蔵大学)は、首都圏難関私立大学群「MARCH」(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)にはなれないし、MARCHと同じような戦略で生き残りは図れない。それはなぜか。どうすれば生き残れるのか。連載『教育・受験 最前線』では、連載内特集『エスカレーター校 クライシス2』をお届けする。#9では、成成明学獨國武について、ダイヤモンド編集部独自の「裏成績表」を公開。このうち脱落するのはどこなのか。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
「成成明学獨國武」の中で
ほころびを見せているところは?
首都圏難関私立大学群「MARCH」(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)や首都圏中堅私立大学群「日東駒専」(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)に挟まっている首都圏私立大学群「成成明学獨國武」(成蹊大学、成城大学、明治学院大学、獨協大学、國學院大学、武蔵大学)は存在感が薄い。
そもそも成成明学獨國武というくくりは、入試の難易度や進学先選びなどの序列でMARCHと日東駒専の間にある、中小規模の大学をひとまとめにした分かりやすさで定着した。およそ100年前の旧制高等学校(現在の中学、高校、大学の教養課程に相当)を起源に持つ学習院大学、成蹊大、成城大、武蔵大、甲南大学のうち東京組をくくった大学群「東京四大学」の方が、大学側は納得感があるだろう。
実際、東京四大学に甲南大も加えて「リベラルアーツ5大学」の呼称で共に活動するなど大学間の交流があり、成り立ちが反映されるかたちで教育内容やカラーが重なる。それでも世に知られるのは成成明学獨國武の方で、大学側ではなく受験生や塾・予備校に支持されたくくりが浸透しているわけだ。
成成明学獨國武を擁する6学校法人はいずれも中学校、高校なども展開してエスカレーター校を形成している。存在感が薄いといってもMARCHに次ぐ格を持つ大学群に入るエスカレーター校であれば、少子化が加速する学校淘汰時代もこのまま全て生き残れそうなイメージを持つかもしれないが、それは甘い。
ブランド力のある看板の陰で、すでにほころびを見せているところがあるのだ。それはいったいどこなのか。ダイヤモンド編集部では、経営データを軸に5項目を5段階で評価した「裏成績表」を独自に作成した。次ページでは、成成明学獨國武の裏成績表を公開する。そこから分かるのは、彼らはMARCHにはなれないということ。MARCHと同じような戦略で生き残りは図れない(本特集#8『明治大に続き法政大も“ご近所校”を系列化、MARCHの序列を決する「最強の武器」の正体とは?』参照)。それはなぜか。どうすれば生き残れるのか。







