「誰も死が決まった患者の治療に興味をもたない」死が迫る患者を前に戸惑う人と冷静な人の違い【マンガ】ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。永禄大学附属病院(永大病院)の研修医・斉藤英二郎は第4外科で研修中だが、余命1カ月半のがん患者に向き合っている。本来はすい臓がんには使えない未承認薬を使った治療が始まった。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第72話「誰もしない『仕事』」を掲載する。

【あらすじ】

 主人公は永禄大学附属病院(永大病院)の研修医・斉藤英二郎、25歳。第4外科で研修中だ。

 指導医である庄司の担当患者で43歳の主婦・辻本良江は、がんで余命1カ月半もない状況だ。もう治療法はないと思われたが、本来は投与できない未承認薬・TS-1の投与が始まった。

 ただこの薬の投与は、すい臓がん患者への投与は認められていなかった。それでも庄司は投与を覚悟したのだ。

 この話が教授の耳に入った。さらに、庄司と犬猿の仲だったはずの宇佐美が協力して対応にあたっているとい話も聞き、教授は無表情だが何か思うところがあるようだ。

 辻本の体調は悪化の一途をたどっていた。しかし、TS-1の副作用というわけではなく、がんそのものの痛みが強いようだ。困り果てる斉藤だったが、宇佐美はモルヒネなどの投与を指示する。

 宇佐美は庄司に終末期の医療について語る。「本当にモルヒネを使いこなせている医者なんてほんの一握りだ」とぼやいた。「“医者の仕事は患者を治す事だ”と……そう考えている医者があまりに多すぎる」と言われた庄司は、考え込む。

 そんな中、辻本の病室に内海という1人の女性が訪ねてきた。内海は宇佐美に言われてやってきたようだ。2人は「死」について語り合う。

 若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!

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