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高血圧対策には「減塩」が定番だが、近年は果物や野菜に含まれる「カリウム」の有用性が注目されている。なぜカリウムが血圧を下げるのか?そのしくみを循環器内科の専門医が解説し、血圧対策に役立つ果物や野菜を紹介する。※本稿は、循環器内科医の湊口信也『果物野菜で100歳を生きる』(さくら舎)の一部を抜粋・編集したものです。
果物と野菜を取ると
高血圧が改善する
高血圧症患者に対して『高血圧管理・治療ガイドライン2025』(日本高血圧学会高血圧管理・治療ガイドライン委員会編)の中の非薬物療法で、まず最初に勧められているのが食塩制限です。したがって、高血圧症患者に対しては、まずは食塩制限が第一に推奨されています。
これに対して、実地医療の現場で果物野菜の積極的摂取を最初から勧める頻度は少ないように思います。日本では、高血圧症と言えば食塩との関係が深いとの考え方が浸透しているため、高血圧症に対しては反射的に食塩制限という考え方は常識として受け入れられています。
しかし、果物野菜摂取によって血圧が低下するということも既に知られており、『高血圧管理・治療ガイドライン2025』でも降圧のために果物野菜の摂取が推奨されています。果物野菜の摂取が高血圧を低下させるというエビデンスが以下の臨床試験です。
すなわち、軽症高血圧患者58名を対象として、6週間ごとの無作為クロスオーバー試験を行って、通常食を食べている期間と比較して野菜食を食べている期間に収縮期血圧が有意に低下したとの報告があります。







