イランが中東での戦争への報復として、欧州にある複数のユダヤ系施設へのテロに関与した可能性があるとして、捜査が行われていることが分かった。複数の治安当局者が明らかにした。捜査当局は、イランがオンライン上で個人を勧誘して攻撃を実行させた可能性を調べている。またユダヤ人学校、シナゴーグ(ユダヤ教会堂)、イスラエルとつながりのある企業などへの攻撃の犯行声明を出すため、架空のテロ組織を設立したとみている。ソーシャルメディア上では、「イスラミック・ムーブメント・オブ・ライチャス・コンパニオンズ(Islamic Movement of the Righteous Companions)」と名乗る組織が、ほとんどのテロ攻撃について犯行声明を出している。欧州の情報当局は、3月以前はこの組織を把握していなかったという。国際テロ対策センター(ICCT)のジュリアン・ランシェス氏は、イランは架空の組織を使用することで混乱を増幅させつつも、関与を否定できると指摘。「効果的な方法だ」とし、「今後も攻撃が続くとみていい」と述べた。