米連邦地裁は26日、人工知能(AI)開発新興企業の米アンソロピックを「サプライチェーン(供給網)上のリスク」に指定したトランプ政権の判断を差し止めた。政権は同社を安全保障上の脅威とみなし、政府機関による同社モデルの利用を禁止したことで、言論の自由の保護を踏みにじったと判断した。カリフォルニア州北部地区連邦地裁のリタ・F・リン判事は判決の中で、アンソロピックの技術利用を停止するよう連邦機関に命じた大統領の指示の適用、また同社を国家安全保障サプライチェーンのリスクと指定する措置に関し、これらを中止するよう政権に命じた。さらに判決を順守しているか、4月6日までに詳細を報告するよう求めた。今回の判決により、アンソロピックは国防総省との法廷闘争において初期の現段階では勝利を収めた形となる。両者はアンソロピックがAIツールの軍事使用を制限したことで対立していた。