米国がイランとの戦争に投入している安価で強力な攻撃ドローン(無人機)は、ベンチャーキャピタル(VC)の支援を受けた400社超の米ドローン新興企業の中から生まれたものではなく、シリコンバレーの創意工夫の産物でもない。このドローンは、米軍自らがイランの技術をリバースエンジニアリング(分解・解析)して設計したものだ。FLM136(通称ルーカス)は、開戦初期からイラン国内の軍事目標を破壊してきたが、多額の資金を投じられたハードウエアシステムや防衛スタートアップ企業のドローンは、この成功にほとんど関与していない。 これは米軍にとって大きな勝利だ。米軍は「設計図の作製」から「実戦配備可能なドローンの完成」までの工程を2年足らずで成し遂げ、時間をかけて非常に高価な装備を購入するという従来の慣例を打ち破った。