「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。同書の刊行に寄せて、ライターの樺山美夏さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)
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給食が学校の行き渋りの原因に
何でも好き嫌いなくパクパク食べられる子どもにとって、給食は学校生活で一番の楽しみだ。
しかし、食べるのが遅い子、好き嫌いが多い子にとっては、給食の時間が苦行のようになり、
それが学校への行き渋りにつながってしまうこともある。
給食の時間は一般的に40分前後あるが、準備や配膳の時間を差し引くと、
実際に食べる時間は15分から20分ほど。
この短い時間内に食べ終えられない子が、
休み時間やまで居残って完食を求められ、精神的な苦痛を受けるケースが、長年、問題視されてきた。
その状況を踏まえて、2019年に改訂された文部科学省の「食に関する指導の手引き」では、完食の強要ではなく、個々の状況に応じた無理のない指導を求めている。
その影響で、昨今は、「給食の量を減らしてもいい」「苦手な食材があれば事前に相談してほしい」といった個別対応をする学校が増えている。
献立表が配られたら、親子でメニューをチェックしてみよう。
そして、どのくらいの量なら食べられそうか、苦手な食材はどのくらい減らしてもらうか話し合い、連絡帳などで担任に伝えておこう。給食を楽しい時間にするためには、子ども任せにせず、保護者が事前に担任に相談して配慮してもらうことが大事だ。
逆に、たくさん食べたい子は、「おかわりしたい」と元気に伝えよう。私の息子は、2回、3回とおかわりすることもあった。移動教室の宿泊先の朝食では、苦手な子から集まってきたミニ納豆を「10個も食べた!」と自慢げに話していたほどだ。
どれくらい食べられるか伝えよう
小学校入学前後に知っておきたい93のルールを紹介した『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「きゅうしょくを どれくらい たべられるか つたえよう」という項目がある。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
・おなかが あまり すいていなかったり にがてな ものが でたりしたときは、
ゆうきを だして 「すこしだけ ください」と いおう。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
特に、学校生活にまだ慣れていない1年生は、恥ずかしがって自分の希望を伝えられない子が多い。
保護者へのアドバイスにあるように、家族が盛り付け役になり、子どもが受け取る側になって「このおかずは半分に減らしてください」などと言う練習をさせると、学校でも希望を言いやすくなるだろう。









