【投資あるある】「個別株でめちゃくちゃ儲かった」と自慢する投資家が、こっそり隠している“秘密”写真はイメージです Photo:PIXTA

チャンネル登録者数65万人、金融資産6000万円突破!人気急上昇中のマネー系YouTuber・節約オタクふゆこさんの著書『お金はこれで増やせます 失敗したくない人のための投資の教科書』(アスコム)から、重要なポイントを抜粋・再編集して特別公開します。今回は、投資を行う際の注意点と「投資家あるある」をお伝えします。

直近5年の高配当株は
含み益が想定以上

 まず最初に、わたしの高配当株投資実績(下図)を見てください。

 日本株・米国株とも、配当利回りは4%台で想定通りなのですが、株価上昇によるキャピタルゲインが加わり、5年間でなんと30%以上の含み益が出ています。これは、正直なところ想定以上のリターンです。

 わたしが高配当株投資をはじめた理由は、「資産形成ならインデックス投資(オルカン)のほうが期待リターンも高くて手間もなく効率的だけど、配当金を得ることで、投資の実感を得たい」というものでした。

 ですから、期待リターンの見込みとしては、インデックス投資(オルカン)が年利6%に対し、高配当株投資は配当金の利回り4%台を維持できれば、キャピタルゲインの含み益は微々たるものでいいと考えていたのです。

 ところが、実際の結果はこうでした。

・配当利回り 4.92%
・キャピタルゲイン換算年率 6.4%
・合算リターン(複利換算) 7.9%/年

 それに対し、わたしのインデックス投資(オルカン)のリターン(複利換算)は6.9%/年です。これでは、「配当ももらえるし、株価も上がる高配当株投資のほうがインデックス投資よりお得!」と錯覚しそうです。

 この背景には、2020年から2025年の株式市場が右肩上がりだったことが挙げられます。日経平均もそうですが、グローバル市場全体、特に米国株の強い成長トレンドがあり、高配当株といえども、市場全体の波に乗って資産価値が押し上げられた側面は否定できません。

 本来、成熟した高配当企業はインデックスのような成長性を期待するものではないため、キャピタルゲインが加算されることは稀なケースだと認識すべきでしょう。

 高配当株投資においてターゲットとする企業は、業界シェアが高く、企業ブランドも高く、事業が安定的だからこそ、そのぶん投資家に還元するような企業なので、本来は成長性(=株価の伸び)が緩やかなのです。

 つまり、ここで強調したいのは「直近の結果はでき過ぎた成果であり、今後も同じように続くとは限らない」という点です。