「ついヤバいと言ってしまう」「自分の考えをうまく言葉にできない…」。
言いたいことがないワケではないのに、うまく言葉にできない。あなたにも、そんな悩みはありませんか?
小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。知ってしまえば、今は語彙力ゼロでも、話し下手でも、「自分の言葉」でちゃんと話せるようになれてしまう!
本記事では、子どもも読めて、大人も楽しいビジネス書『小学生でもできる言語化』から、著者の田丸雅智氏にヒントをうかがった。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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Q. 「子どもに悪い影響を与える」親の行動や口癖はありますか?
――大人になるにつれて、親が与えた影響は自分が思っていたよりも大きいと思うことが増えました。その中にはもちろん良い影響もありますが、悪い部分も多いと感じます。これまでの書き方講座で子どもや親御さんを見てきて、親がついやってしまうような、子どもに悪影響を与える行動はありますか?
子どもは、親のふるまいを見て育つ
田丸雅智氏(以下、田丸):ひとつ大きいのは、親の他者へのふるまいではないでしょうか。
子どもは親の言葉だけでなく、態度や習慣もそのまま見て真似します。
もちろん、それは後々、本人が自分自身や周囲との関わりのなかで気づいて修正できるケースも少なくないと思います。
でも、最初の時点で避けられるのなら避けておくに越したことはないのかなと思っています。
その意味で、大人が自分自身の日々のふるまいを見直す機会をつくるのも、ひとつ大切なことではないかと思います。
それから、親がきちんと謝れるかどうかも大切ではないでしょうか。
親だから絶対に正しい、という態度ではなく、自分が間違ってしまったときは認めて謝る姿を見せる。
それは、子どもにとって大きな学びになるんじゃないかと思います。
親がついやってしまうNG行動・ワースト1
――日常の些細な言葉でも、影響はありますか?
田丸:すごくあると思います。
たとえばちょうど先日、公園で見かけた親子で、順番を飛ばされてしまった子に対して、親が「ほら、ふにゃふにゃしてちゃんと立ってないから飛ばされるんだ」と注意していたことがありました。
たしかに、その子は立ちながら揺れてはいました。
でも、順番を飛ばした子は、どう立っているかとはまったく関係なく飛ばしていた。
そこに因果関係が全然なくて、あまりに理不尽じゃないかと胸が痛かったです。
このケースはこのときだけのことだったのかもしれないのですが、こうした理不尽で因果関係のズレた言葉が積み重なると、子どもはねじれていくでしょうし、同じようなことを他者に言うようになる可能性は決して低くないはずです。
ほかにも、何でもかんでも「よく分からないけど、自分が悪いんだな」と思い込む癖がついて、自己肯定感にも大きく影響してしまうんじゃないかと思います。
――たしかに! わたしも幼少期、めちゃくちゃな理論で親に怒られたことを思い出しました…。『小学生でもできる言語化』の中で、「失敗しても、間違っていても大丈夫」と何度も繰り返し伝えられているのは、子どものうちから失敗を肯定してもらえるという経験を育むことにも繋がりそうですね!
(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』の著者インタビューです。)









