一番売れてる月刊マネー誌『ダイヤモンドZAi』のオンライン講座「買ってスグ2倍になる株 発掘講座」。ザイのアナリストの2人が、数週間から1年といった短期間で株価が2倍になる株の探し方を徹底解説した。この記事では、その内容を一部お届けする。今回は、足元の株式相場とインフレの関係、そして身近に存在する「2倍株」の実態について語った。(ダイヤモンド・ザイ編集部)

【※この記事の続きはこちら】
「減配は万死」の裏側…株価2倍を生む“攻めの増配”という最強サイン【買ってスグ2倍になる株 発掘講座:その2】

インフレによる「株高不況」?
生活実感と株価のギャップ

出現率8%は狙える水準…いま仕込むべき「1年2倍株」の見つけ方【買ってスグ2倍になる株 発掘講座:その1】

ザイ優待アナリスト 小林大純(こばやし・ひろずみ) 早稲田大学法学部卒、早稲田大学大学院ファイナンス研究科(現経営管理研究科)修了(MBA)。金融情報サービス会社などを経て2022年6月より現職。日本株アナリストとして各種メディアで活動中。

 
出現率8%は狙える水準…いま仕込むべき「1年2倍株」の見つけ方【買ってスグ2倍になる株 発掘講座:その1】

ザイ配当アナリスト 仲村幸浩(なかむら・ゆきひろ) 立教大学経済学部卒業。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。証券会社や金融情報サービス会社を経て2023年10月より現職。マーケットアナリストとして各種メディアで活動中。

no-img2 小林

前回のセミナーから数カ月しか経っていませんが、この間にも株式相場は非常に大きく動きました(本講座は2026年2月28日に実施)。

今年に入ってからも値上がりが顕著で、今週は日経平均株価が一時5万9000円台に乗せる場面もありました。

no-img2 仲村

昨年末の日経平均が5万339円でしたから、一気に9000円近くも上昇したことになります。

本当に目が離せないほどのスピードで上がっていますね。

no-img2 小林

特に、日経平均が1日で1200円以上も急騰した日がありました。この日、市場を大きく動かしたニュースが、日本銀行の新たな審議委員の人事発表でした。

世の中に出回るお金を増やしたり、金利を下げたりする「金融緩和」に前向きな論者の方が選ばれたことで、市場が好感したわけです。高市首相自身もそうした考えの持ち主だと言われていますね。

no-img2 仲村

ただ、一人の消費者やサラリーマンの立場で考えると、手放しで喜べない側面もあります。

世の中にお金が出回り景気が良くなると、企業の収益が増えて株価は上がりますが、消費者の視点から見ると、今まで100円で買えていたパンが120円、150円に値上がりしている状況でもあります。

no-img2 小林

そうですね。企業にとっては収益が増えますが、消費者にとっては嬉しくない状況です。いわゆる「株高不況」と言われるギャップが生じているのが現在の環境です。

物価高で企業が儲けた分を、従業員の賃上げとして還元してくれれば良い循環になりますが、現実は厳しい部分もあります。

no-img2 仲村

現在、官民を挙げて成長分野への投資が推進されています。投資を受けた企業は生産性が上がり、そこで働く人たちの給料は増えるでしょう。

しかし、そうした勝ち組の分野に乗れている人と、そうでない人で、明確に明暗が分かれてしまう懸念があります。

no-img2 小林

だからこそ、生活が苦しいと感じる時代にこそ、株式投資が必要になってくるのです。仕事を変えたりスキルを身につけたりするのは大変ですが、成長する企業に投資することは、勝ち馬に乗る最も手っ取り早い方法です。

リタイアされた方にとっても、積み上げた資産を武器にして投資することは、生活防衛のために不可避だと言えます。