一番売れてる月刊マネー誌『ダイヤモンドZAi』のオンライン講座「買ってスグ2倍になる株 発掘講座」。ザイのアナリストの2人が、数週間から1年といった短期間で株価が2倍になる株の探し方を徹底解説した。この記事では、その内容を一部お届けする。今回は、足元の株式相場とインフレの関係、そして身近に存在する「2倍株」の実態について語った。(ダイヤモンド・ザイ編集部)
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⇒「減配は万死」の裏側…株価2倍を生む“攻めの増配”という最強サイン【買ってスグ2倍になる株 発掘講座:その2】
インフレによる「株高不況」?
生活実感と株価のギャップ


ザイ配当アナリスト 仲村幸浩(なかむら・ゆきひろ) 立教大学経済学部卒業。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。証券会社や金融情報サービス会社を経て2023年10月より現職。マーケットアナリストとして各種メディアで活動中。
小林前回のセミナーから数カ月しか経っていませんが、この間にも株式相場は非常に大きく動きました(本講座は2026年2月28日に実施)。
今年に入ってからも値上がりが顕著で、今週は日経平均株価が一時5万9000円台に乗せる場面もありました。
仲村昨年末の日経平均が5万339円でしたから、一気に9000円近くも上昇したことになります。
本当に目が離せないほどのスピードで上がっていますね。
小林特に、日経平均が1日で1200円以上も急騰した日がありました。この日、市場を大きく動かしたニュースが、日本銀行の新たな審議委員の人事発表でした。
世の中に出回るお金を増やしたり、金利を下げたりする「金融緩和」に前向きな論者の方が選ばれたことで、市場が好感したわけです。高市首相自身もそうした考えの持ち主だと言われていますね。
仲村ただ、一人の消費者やサラリーマンの立場で考えると、手放しで喜べない側面もあります。
世の中にお金が出回り景気が良くなると、企業の収益が増えて株価は上がりますが、消費者の視点から見ると、今まで100円で買えていたパンが120円、150円に値上がりしている状況でもあります。
小林そうですね。企業にとっては収益が増えますが、消費者にとっては嬉しくない状況です。いわゆる「株高不況」と言われるギャップが生じているのが現在の環境です。
物価高で企業が儲けた分を、従業員の賃上げとして還元してくれれば良い循環になりますが、現実は厳しい部分もあります。
仲村現在、官民を挙げて成長分野への投資が推進されています。投資を受けた企業は生産性が上がり、そこで働く人たちの給料は増えるでしょう。
しかし、そうした勝ち組の分野に乗れている人と、そうでない人で、明確に明暗が分かれてしまう懸念があります。
小林だからこそ、生活が苦しいと感じる時代にこそ、株式投資が必要になってくるのです。仕事を変えたりスキルを身につけたりするのは大変ですが、成長する企業に投資することは、勝ち馬に乗る最も手っ取り早い方法です。
リタイアされた方にとっても、積み上げた資産を武器にして投資することは、生活防衛のために不可避だと言えます。







