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大人の日々は「選択」の連続です。ピンチをチャンスに変えるには、どうすればいいのか。高い評価や人望や信頼をたくさん得られるのは、どっちの選択肢か。微妙な状況への立ち向かい方を通じて、より大きな幸せをつかめるトクな道を探りましょう。
※「お悩み」は編集部で作成した架空のモデルケースです。
今回の「お悩み」
休日に出かけた先で、初めてのラーメン店に入った。混み合った店内で勝手がわからずモタついていたら、店員に「だから、先に食券!」と強い口調で言われた。そのあとも麵の硬さを即座に伝えなかったことなど、店の暗黙のルールが守れなかったようで何度も叱られてしまう。
ラーメンが美味しかったのがせめてもの救いだが、2度と行く気はしない。帰りながら、だんだん怒りが込み上げてきた。
せめてもの憂さ晴らしに、店の「率直な感想」を口コミサイトに書き込んでやりたい。ただ、それはそれで陰険なやり方という気もする。書き込むべきか、あるいは「今日は運が悪かったな」とあきらめるか。さて、どっち?
選択のポイント
ラーメン店にせよ居酒屋にせよ、たまに「ハズレ」を引くことはあります。たまたま相性が合わなかったりタイミングが悪かったりというケースもあるでしょう。
不愉快な目に遭ったときに、口コミサイトやSNSにその「被害」の様を書き込む人は少なくありません。「事実なんだから書いてもいい」という考え方はあるだろうし、そもそも誰がどこに何を書こうと他人が口を出すことではないとも言えます。
どっちが正解ということではなく、どっちが「自分にとってのマイナス」が大きいかを考えてみましょう。
口コミサイトにコメントを書き込むとき、人は無意識のうちに「万能の神」になっています。たとえ勘違いや独りよがりな内容でも、誰も指摘してはくれません。
それでいて、こっちが安全圏から匿名で何の覚悟も責任もなく書いた“悪評”は、店にとっては死活問題です。なんて危険でアンフェアな構図でしょうか。しかも、書いたことで「正義の鉄槌を下す快感」を覚えてしまったら、次々と新たな標的を探したくなりそうです。
ラーメン店がハズレだったのは気の毒ですが、安易な方法で憂さ晴らしをしてしまうのは、長い目でみると「人生の損失」でしかありません。「今日は運が悪かったな」で片づけるのが、大人の強さであり、人生を台無しにしない賢明な選択と言えるでしょう。








