遊園地で身長制限に引っかかった親子が前でもめている→先に通らせてもらう?待つべき?写真はイメージです Photo:PIXTA

大人の日々は「選択」の連続です。ピンチをチャンスに変えるには、どうすればいいのか。高い評価や人望や信頼をたくさん得られるのは、どっちの選択肢か。微妙な状況への立ち向かい方を通じて、より大きな幸せをつかめるトクな道を探りましょう。
※「お悩み」は編集部で作成した架空のモデルケースです。

今回の「お悩み」

 妻と小学生の娘を連れて地方の小さな遊園地に。行楽シーズンだけあって、いつもより混んでいる。

 娘と一番人気のジェットコースターに並んで、やっと乗れそうなところまで来た。ところが、すぐ前に並んでいた親子が入口の係員ともめている。子どもが「身長制限」をギリギリでクリアできなかったようだ。ちょっとコワモテの父親が「いいいじゃねえか。子どもがかわいそうだろ!」とゴネているものの、係員は当然ながら「いや、無理です」と拒絶している。

 おかげで列が進まず、ジェットコースターの運行もストップしてしまった。なかなからちが開きそうにないので先に通らせてもらいたい。

 ただ、それをやると気が立っている父親に「おら、順番を守れ!」などとスゴまれそうだ。さて、どうしたものか?

選択のポイント

 係員としても、ゴネられたからといってOKするわけにはいきません。後ろに並んでいるこっちとしては「おいおい、いい加減にしてくれよ」とウンザリしてしまいます。

 いつ終わともしれない騒ぎをじっと待っていても仕方ありません。「すみません。先にいいですか」と声をかけて言い争いを中断させつつ、横をすり抜けていきたいところ。しかしそれをやると、コワモテの父親にスゴまれるリスクがあります。

 考えてみたら、リスクを避けたつもりで黙って待っていても、心穏やかな時間が過ごせるわけではありません。ヤキモキしたりイライラしたり、時間がたてばたつほど不愉快な感情が積み重なっていくでしょう。

 黙って待っていても不愉快になるなら、自分で行動を起こして道を切り開きましょう。仮にすごまれた場合は、係員に「どうすればいいですか?」と尋ねれば、こちらの味方をしてくれるはず…。幼い娘に「果敢に行動する父親の雄姿」を見せることもできます。

 たとえドキドキする展開になっても、問題はありません。そのあと乗るジェットコースターでもっとドキドキできるので、多少のドキドキは吹き飛んでしまいます。

石原壮一郎・コラムニストのプロフィール