「ノートが真っ白=勉強していない」と不安になっていませんか? 実は「書いて覚える」という親世代のこだわりが、子どもの集中力を奪う落とし穴かも。思考を鍛えるカギは、書くより7倍も速い「口頭アウトプット」にアリ! 手の疲れや時間ロスを無くし、圧倒的スピードで弱点を克服するメソッドとは? 今日から鉛筆を置いて試したい、驚きの親子対話術を紹介します。

なぜ「ノートに書きなさい」はダメなの? 偏差値45から東大合格した驚きの「記憶定着術」Photo: Adobe Stock

【勉強法】「書いて覚える」は非効率?
東大合格者が実践した“口頭アウトプット”の絶大な効果

「勉強=ノートにしっかりと文字で書くこと」と思い込んでいませんか?「ノートが真っ白だから、うちの子は全然勉強していない」と不安になる親御さんは多いものです。

もちろん、漢字や英単語の練習など「書く」ことが必須の場面もあります。しかし、読解力や論理的思考力を鍛える段階において「書くこと」に固執すると、かえって学習効率を下げてしまう落とし穴があるのです。

思考のアウトプットは「口頭」が最適

家庭学習において親御さんがお子さんをサポートする際、ぜひ取り入れていただきたい画期的なアプローチがあります。

対話を通じた勉強では、解答はノートやタブレットに書くのではなく、対話する相手に口頭で伝えるようにします。
――『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法』より

「なぜこの選択肢を選んだの?」「本文のどこに根拠があった?」と問いかけたとき、その理由を子どもにわざわざノートへ記述させるのではなく、あえて「会話」だけで答えさせるのです。

「書く」ストレスが集中力を奪う

なぜ書かせてはいけないのでしょうか。実は、子どもにとって「頭で考えたことを、正確に文字に書き起こす」という作業は非常に負担が大きいのです。

なぜそうするかというと、書くと時間がかかるうえに、身体的なストレスもあり、早く疲れて時間を食うわりには勉強が進まないからです。
――『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法』より

「1時間も机に向かっているのに、まだこれしか進んでいないの?」とイライラした経験はありませんか。書く作業による手の疲れや物理的な時間のロスは、子どもの集中力を容赦なく削ぎ落とし、勉強へのモチベーション低下に直結してしまいます。

圧倒的スピードで「PDCA」を回すメリット

そこで「口頭でのやり取り」に切り替えると、学習のスピードと質は劇的に跳ね上がります。

人は「書く」よりも「喋る」ほうが7倍以上も速いので、口頭でのやり取りで情報を素早くやり取りするほうがはるかに効率的なのです。それにより弱点に気づき、「仮説」→「検証」を何度も反復して、修正を重ねるPDCAサイクルが高速回転できるようになります。
――『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法』より

ノートに書いて赤ペンで直すのに10分かかる思考プロセスも、口頭でのキャッチボールならたった数分で「なぜ間違えたのか」「次はどう考えれば正解できるのか」という確認が終わります。

この圧倒的なスピード感が最大のメリットです。限られた勉強時間の中で「間違える→自分の言葉で理由を話す→正しい考え方に気づく」というサイクルを何度も繰り返すことで、思考の軌道修正が瞬時に行われ、論理的思考力が飛躍的に磨かれます。

今日からぜひ、鉛筆を置いて「親子の会話で解く」時間を取り入れてみてください。

※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。