◆入試本番の「時間の歪み」を乗り越える捨てる勇気
高校にも塾にも通わず、完全独学で東大にほぼトップ合格!『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)は、中3で東大合格を宣言し、偏差値45から完全独学で大逆転を遂げた著者の“驚異の勉強法”を全公開。「国語力」を軸に全科目を伸ばし、読書や四コマ漫画、恋愛ゲームまで活用して、コスパ・タイパよく学力を高める超実践的な1冊をもとに解説する。

テスト本番で焦らないために…タイマーを使った学習で差がつくポイントPhoto: Adobe Stock

極限状態が生み出す「時間の歪み」

入試本番は極限の緊張状態にあることが多いです。僕自身もそうでしたが、試験時間が60分あっても、入試本番では緊張も相まって「えっ!? もうこんなに時間が経ってしまったのか!」と感じてしまうこともあります。

日常のペースが招く致命的な落とし穴

日常の感覚のまま入試問題を解いていると、自分では試験開始から40分くらい経ったようなところで、試験終了を迎えてしまうのです。こうなると焦りが勝って、大きなミスをしてしまう可能性が高まります。

【解説】本番を想定した「負荷をかける」練習法

この恐ろしい「時間の歪み」に対抗するための有効な手段は、日頃の学習から意図的に自分へ負荷をかけておくことです。例えば、実際の試験時間が60分であれば、普段の過去問演習ではあえて「50分」や「55分」にタイマーを設定して解く習慣をつけてみましょう。

少し厳しい制限時間の中で焦りやプレッシャーを疑似体験しておくことで、本番特有の張り詰めた空気の中にあっても、自分を見失わずに本来のペースを保つことができるようになります。

「捨てる勇気」とタイムマネジメント

また、事前に「大問1には15分、大問2には20分」といった具体的な時間配分のシナリオを作っておくことも効果的です。そして、予定の時間をオーバーしたら、たとえ途中であっても勇気を持って次の問題へ進む決断力が必要になります。

満点を狙うあまり一つの難問に執着し、確実に点が取れるはずの基本問題を解く時間を失ってしまうことこそ、最も避けるべき事態だからです。「解けない問題は潔く後回しにする」というルールを自分の中に設けておきましょう。

焦りを味方につけるためのマインドセット

どれほど準備を重ねても、入試本番で全く緊張しないということはあり得ません。大切なのは、「緊張しないこと」ではなく、「焦っている自分にいち早く気づき、冷静さを取り戻すこと」です。

もし試験中に頭が真っ白になりそうな時は、一度ペンを置き、目を閉じて深く深呼吸をしてみてください。たった数秒のロスタイムが、その後の致命的なミスを防ぐ命綱となります。

日常からの周到な準備と心構えがあれば、極限の緊張状態すらも、あなたの実力を最大限に引き出す味方に変えることができるはずです。

※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。